銘柄を選ぶ時に考える基準PER,PBRについて(指標編)

投資

こんにちは!

前回は銘柄選びの際の考える基準についてお話ししました。

記事はこちら

今回は具体的な指標が何を表しているかについてご紹介したいと思います。

PBRやPER

皆さんも聴いたことありますよね

証券アプリでチャートや市況情報などを見ているとよく出てきます。

でも、調べてもすぐにどういう定義なのか忘れてしまいます。

そこで今回は改めてそれらの指標についてわかりやすくご紹介していくので、是非参考にしていただければと思います。

それでは行きます。

EPSとPERをセットで覚える

EPR

PERを考える前にPERの計算にはEPSが存在するのでまずはEPSからご紹介します。

EPSとは一言で言うと「1株あたりいくら還元されるのか」という指標です。

例えば、ある会社が1年で4000万円の利益を出しました。

その会社の発行株数は400株で、400人が1株ずつ持っていたとし。その年の利益をすべて分配するとすると1人当たりの受け取ることが出来る利益は10万円になります。

この10万円という値がEPS「1株あたりいくら還元されるか」になります。

PER

それではPERに移りましょう。

さっきの条件下で自分が持っている株は60万円で買ったものとすると

年10万円が配分されるため、自分が払った60万円を回収するためには6年かかります。

この6年という数字を「倍」という数字に単位を置き換えたのがPERです。

つまり、PERが6倍という事は

=会社が作り出している1株当たりの利益の6倍の値段がついている

=投資の回収には6年かかる

という事になります。

ではPERという値がどれくらいであれば優良株になりえるのか

これの答えはありません。

つまり、PERはこの数値だから良いというものではなく、ライバルと思われる同業他社と比較して相対的に評価する必要があるという事です。

BPSとPBRをセットで覚える

BPS

先ほどのEPSとPERの関係性と同じようにPBRにもBPSが計算式に用いられます。

BPSとは一言で言うと「会社が無くなるといくら戻ってくるか」という指標です。

例えば、ある会社の純資産と呼ばれる株主に帰属する株主資本を合計した金額が4000万円であったとします。

この会社が発行している株数が400株で自分が1株持っていたとすると、この会社が完全解散することになった時に請求できる値段(この時、債権者などの別の請求者はいないとする)は10万円になります。

この値がBPSです。

PBR

もし、前述の基準で自分が1株5万円で購入したとすると会社が解散する時に請求できる値段(BPS)は10万円なので買値の2倍請求できるので、利益を享受することが出来ます。

この購入単価をBPSで割った値0.5がPBRという事になります。

つまり、PBRは1以下なら買値以上の値段を会社が解散する時に請求できるのでお買い得という事になります。

また、PBRが1の時、得も損もない状態になります。この値を「解散価値」と表現することもあります。

さらに、PBRが1以上の場合、自分が投資したより少ない金額しか会社解散時に戻ってこないので投資対象としては安定性に欠けるという事になります。

このようにPBRはPERと異なり、相対的評価ではなく、数値によって銘柄の安定性を評価することが出来ます。

最後に

いかがだったでしょうか。

今回は銘柄を選ぶ際に用いるPER、PBRについてお話ししました。

多くの個人投資家が利用している人気の高い指標なので是非抑えていき、実践として使えるようになりましょう。

読んでも分からないよ

っていう人がいるかもしれませんが、何回も読んでいただけたら徐々に理解できるようになるので、是非繰り返しご覧になって頂けたらと思います。

少しでもこの記事が参考になれば嬉しいです。

ではでは。

コメント

タイトルとURLをコピーしました